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Dekki Kiso Keisanki

IRC R507 ni motozuki, konkurito kiso no saizu, shichuu suu, oyobi konkurito ryou wo keisan shimasu.

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技術仕様・積算基準ガイド

Dekki Kiso Keisanki — 技術仕様・設計施工基準ガイド

業界標準規格準拠

デッキ基礎計算ツール:地耐力と積載荷重を日本の告示で読み直す

ウッドデッキの束柱 1 本が負担する荷重から、必要な基礎底盤の面積・径、型枠サイズ、コンクリート量を出すツールです。

**キャリブレーションの注意。**計算方法は米国 **IRC R507 の負担面積法(tributary area method)**で、積載荷重は IRC 表 R301.5 の 40 psf、地耐力は IRC 表 R401.4.1 の推定値、型枠は北米の sonotube(8〜24 in)、根入れは米国の frost depth です。**建築基準法施行令第 85 条の積載荷重、第 93 条の地盤の許容応力度、平成 12 年建設省告示第 1347 号の基礎の構造方法はいずれも参照していません。**面積と体積の拾いには使えますが、基礎の形式と寸法は日本の基準で決め直してください。


ツールが実行している計算

デッキ面積     = 長さ x 幅
総荷重         = デッキ面積 x (積載荷重 + 固定荷重 + 積雪荷重)
1本あたりの荷重 = 総荷重 / 束柱の本数
必要底盤面積   = 1本あたりの荷重 / 地盤の長期許容応力度
円形基礎の径   = 2 x 平方根(必要底盤面積 / 円周率)
角形基礎の一辺 = 平方根(必要底盤面積)
コンクリート量 = 底盤面積 x 厚さ x 本数

積載荷重は部材ごとに違う値を使う

IRC は住宅デッキに 40 psf(約 1,900 N/m²)を一律で載せますが、施行令第 85 条は設計する部材によって三つの値を使い分けます。住宅の居室および屋上広場・バルコニーの値です。

用途 床の構造計算用 大梁・柱・基礎用 地震力の計算用
住宅の居室、バルコニー 1,800 N/m²(37.6 psf) 1,300 N/m²(27.2 psf) 600 N/m²(12.5 psf)
事務室 2,900 N/m² 1,800 N/m² 800 N/m²
店舗の売場 2,900 N/m² 2,400 N/m² 1,300 N/m²
自動車車庫 5,400 N/m² 3,900 N/m² 2,000 N/m²

**基礎を設計するときに使うのは 1,300 N/m² です。**IRC の 40 psf に対して 3 割ほど小さく、これは「広い面に人が同時に満載になることはない」という低減を条文で先に織り込んでいるためです。床板や根太の検討では 1,800 N/m² を使うので、**同じデッキでも部材によって荷重が変わります。**ツールの一律 40 psf は床用の値に近く、基礎の検討には安全側ですが過大です。


地耐力の推定値は日本のほうが厳しい

施行令第 93 条は地盤の種類ごとに長期許容応力度を定めています。IRC 表 R401.4.1 と並べると、低い側の値がまったく違います。

地盤 令93条の長期許容応力度 psf 換算 IRC の相当区分
岩盤 1,000 kN/m² 20,900 psf
密実な礫層 300 kN/m² 6,270 psf 3,000 psf(礫)
密実な砂質地盤 200 kN/m² 4,180 psf 4,000 psf(締固め土)
堅い粘土質地盤・堅いローム層 100 kN/m² 2,090 psf 2,000 psf
砂質地盤(液状化のおそれのないもの)・ローム層 50 kN/m² 1,040 psf 1,500 psf
粘土質地盤 20 kN/m² 418 psf 該当なし

**粘土質地盤の 20 kN/m² は IRC の表に存在しない低さです。**関東ローム層でも 50 kN/m²、つまり IRC の最小値 1,500 psf を下回ります。ツールでソフトクレイを選んで 1,500 psf で解くと、日本の同等地盤より 1.5 倍甘い底盤面積が出ます。

さらに日本には形式選定の直接規定があります。平成 12 年建設省告示第 1347 号により、地盤の長期許容応力度が 20 kN/m² 未満なら基礎ぐい、20 以上 30 kN/m² 未満なら基礎ぐいまたはべた基礎、30 kN/m² 以上で布基礎も選べます。IRC には「この地耐力なら杭」という条文がないので、軟弱地盤では独立基礎そのものが選べないという判断が日本側だけで発生します。


算例:4.5 m x 3.6 m のデッキ(16.2 m²、174 ft²)

ローム層(50 kN/m²)、束柱 3 列 x 4 本 = 12 本、底盤厚 200 mm。

  • 固定荷重:デッキ材・大引・束で 0.5 kN/m²
  • 積載荷重:基礎用なので 1.3 kN/m²
  • 総荷重:16.2 x 1.8 = 29.2 kN(6,560 lb)
  • 1 本あたり:29.2 / 12 = 2.43 kN(547 lb)
  • 必要底盤面積:2.43 / 50 = 0.0486 m²(486 cm²、75 in²)
  • 円形基礎の径:2 x 平方根(0.0486 / 3.1416) = 249 mm → ボイド管 φ250 mm
  • 角形なら:一辺 220 mm → 250 mm 角
  • コンクリート量:0.0491 x 0.2 x 12 = 0.118 m³(0.15 yd³)、25 kg 袋のインスタントコンクリートで約 11 袋

ここで既製品の限界に当たります。ホームセンターで売られている沓石 200 x 200 x 300 mm の底面は 400 cm² しかなく、必要な 486 cm² に届きません。ローム層に 12 本立てるだけで既製沓石では不足し、フーチング付きの独立基礎かボイド管による打設が必要になります。粘土質地盤(20 kN/m²)なら必要面積 0.122 m²、径 393 mm で φ400 のボイド管になり、告示 1347 号の規定では基礎ぐいの検討に入ります。

同じデッキを IRC で解くと、174 ft² x 50 psf = 8,700 lb、1 本 725 lb、地耐力 2,000 psf で必要面積 52 in²、径 8.1 in → φ200 mm 相当の sonotube。日本側の φ250 とは 1 サイズ違います。差は積載荷重ではなく地耐力の推定値から来ています。


束柱の間隔と根入れ

ピッチが違います。IRC は 6〜8 ft(1.8〜2.4 m)グリッドを目安にしますが、日本の木造デッキは 910 mm モジュールで割り付け、束柱は900〜1,200 mm ピッチが標準です。大引に使う 90 mm 角や 105 mm 角のスパンがそこで決まるためで、同じ面積でも束の本数はツールの想定より多くなります。本数が増えれば 1 本あたりの荷重は下がるので、底盤は小さくできます。

**根入れは凍結深度と告示の両方で見ます。**告示 1347 号は布基礎の根入れを 240 mm 以上、べた基礎を 120 mm 以上としています。北海道・東北・長野などでは自治体が凍結深度を定めており(札幌 60〜90 cm、内陸の寒冷地は 1 m 級)、基礎底盤をその深さ以下に落とします。関東以西の平野部には凍結深度の指定がない自治体が多く、IRC の 30〜48 in(760〜1,220 mm)を一律に当てはめると過大な掘削になります。所管の自治体の凍結深度を必ず確認してください。


よくある質問

束柱は何本必要ですか

大引の断面とスパンで決まります。90 mm 角の大引なら束のピッチ 900 mm 前後、105 mm 角で 1,200 mm 程度が目安で、4.5 m x 3.6 m なら 12〜16 本になります。ツールの 6 ft グリッドで計算すると本数が少なく出て、1 本あたりの荷重が大きく、底盤も大きくなります。日本のピッチで本数を入れ直してから底盤を出してください。

既製の沓石でよいのか、コンクリートを打つべきか

負担荷重と地耐力で決まります。上の算例のように、ローム層で 1 本 2.4 kN を負担するなら 200 角の沓石では底面が不足します。地盤が良く(100 kN/m² 以上)、束の本数が多くて 1 本あたりが 1 kN 程度なら 200 角でも成立します。沓石は「置くもの」で底盤面積を増やせないので、地盤が悪いほどフーチング付き独立基礎が必要になります。

ウッドデッキに確認申請は必要ですか

屋根も壁もない独立したデッキは通常は建築物に当たらず、確認申請は不要です。ただし屋根やパーゴラに屋根材を張ると建築物になり、建築面積に算入されて建ぺい率に影響します。防火・準防火地域では 10 m² 以下でも増築の確認申請が必要です。着工前に所管の建築主事または指定確認検査機関に確認してください。

手すりは必要ですか

IRC R312 は床面から 30 in(762 mm)を超える高さで guard を義務づけ、高さ 36 in を求めます。日本の一般規定は施行令第 126 条で、2 階以上の階にあるバルコニーの周囲に高さ 1.1 m 以上の手すり壁またはさくが必要という形です。地上に置く低いデッキには一般規定がなく、設計者判断になります。

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